2009年12月23日水曜日

酒井孝子さんによる歌舞伎セミナーへの感想

その後、先週のセミナーについての感想が寄せられています。
この中からすでにご本人から公開OKを頂いたものをご紹介いたします。

===== 財団法人未来工学研究所の片瀬和子さんからのメール ======

一樂先生

片瀬でございます。
土曜日は、大変楽しく、充実した時間をご一緒させていただきまして、
誠に有難うございました。

早速、ご丁寧なメールを頂戴し、重ねてお礼申し上げます。

酒井先生のお話は、これまで、時々、なんとなく歌舞伎を見ていたに過ぎな
かった私にとりまして、大変勉強になりました。

一樂先生がビデオと悪戦苦闘されていらっしゃる間にも、細部に渡って
今までまったく知らなかったことを次々とご紹介下さり、歌舞伎の見方が
変わりました。

酒井先生の品格、歌舞伎への造詣の深さに見とれました。

また、先代の団十郎の舞台映像、声を拝見、拝聴できたことは、
大変に貴重な体験でございました。

昨日、実家に参りました際に、若いころ歌舞伎座に通っていた父に
酒井先生のお話を紹介し、盛り上がりました。

明日、私よりも継続的に歌舞伎を見ている妹に会いますので、
酒井先生のお話を紹介したいと思っております。

酒井先生の益々のご活躍、ご健勝を心より願っております。
くれぐれも宜しくお伝え下さいませ。

=========創作ビーズ織り佐古孝子さんからのメール

先日はCCCFセミナー参加させて頂き有り難うございました。
初めての参加でCCCFの内容、趣旨など分らなく当日のご紹介の際、ご挨拶を割愛させて頂き、
良かったのかしらと思案致し、ご無礼致しました。


「酒井孝子様の歌舞伎セミナーは非常に興味深く拝聴致しました。
まずプロフィールを拝見して立派な方でいらっしゃいますね。しかも成田屋さんの河東節にご出演されて
いるとのこと、河東節は珍しいことなので今後、ご縁を頂いた酒井様の舞台を拝見出来るのは格別な想いでございます。

お話の内容も流石に系統立てた、しかも詳しく分かりやすい解説に今後の歌舞伎鑑賞が更に楽しいものとなりました。

私は15~16年前から歌舞伎鑑賞にご縁を頂いております。
日本の誇る伝統文化の魅力と面白さ。衣装の美しさ。代々継がれた世襲の役者が一人ずつ個性豊かに、顔、
姿の違う魅力で 同じ演目が異なって鑑賞でき、様々に集約された日本の文化に惹かれております。

酒井様のお人柄から受けるお話は丁寧な説明で楽しく、勉強になりました。
4月に取り壊される歌舞伎座の舞台装置のお話から始まり、ビデオを通じて歌舞伎の様式美、荒事、和事の
それぞれを代表する髪結新三・廓文章・鳴神など、役者のみごとな手さばき、目の動きなど各演目の特長が興味
深く、随所に沢山のお話を伺えて嬉しく存じ、時間の経つのを忘れる程でした。
又の機会に世話物や他の演目の事を伺える機会を楽しみにしております。

大変意義深いセミナーの企画を誠に有り難うございました。
心より御礼申し上げます。」

=============㈱ネットアドバンスの国松 薫さんからの感想

歌舞伎は年に2、3回行き、
なんとなく見ていました。
はじめはイヤホンガイドがない状態で見ていたのですが、
ガイドのすごさを知り、ここ最近はガイドなしには見られない状態でした。

映像とともに、いろいろ教えていただき、とてもためになりました。
とくに「廊文章」は仁左衛門と藤十郎と歌舞伎座で2回見ていましたので、
すんなり入ってきました。

知識ゼロで見るのがなんと空しいことかと、あらためて感じました。
酒井さんにはまたぜひ機会をもっていただきたいな、と思ってます。

本当にありがとうございました。

ネットアドバンス 国松
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2009年12月22日火曜日

第4回歌舞伎セミナーと忘年会盛況裡に終わる!

先週の土曜日に、予定通り第4回のセミナーと忘年会は終了いたしました。

今回の会場は、CCCFとしては初めて東洋大学の白山キャンパスで開催されました。

正面入り口から入って突き当たりにある井上円了記念館の一階にある座席数32の小教室で行われました。

われわれスタッフの座る椅子が足りない事態になり、急きょ机2本と椅子6脚をほかの部屋から借りてることで、切り抜けることができました。

『歌舞伎ワンダーランド―ヴィジュアル解説』と題した酒井孝子講師のお話は、まずまだ一度も歌舞伎をご覧になっていない方のためにということで、歌舞伎を演ずる伝統的な小屋のレイアウトとそれらの機能についての説明がありました。いわば伝統的な舞台の基礎的な概念についてやさしくお話し下さいました。

そして歌舞伎の歴史的な発祥から、人形浄瑠璃との関連も見ながらの興味深い説明があり、出雲の阿国によって始められた歌舞伎(遊女歌舞伎)から、若衆歌舞伎を経て、現代の歌舞伎の原型である野郎歌舞伎の流れが説明され、何度か時の政府によって禁止令が出されたという事実も説明されました。こういういわばいまでいう風俗的に好ましくない存在でしかなかった歌舞伎が、男の役者のみによる独自の演劇世界を創り、現在は、関東発祥の荒事と呼ばれる独特な様式美を備えた演目を具体的に取り上げてDVDを観ながら説明くださいました。

ついで、関西の芸風で演じられる和事と呼ばれる演目を特徴とする上方歌舞伎の代表例として「吉田屋」のDVDを見ながらの解説がありました。

最後は、江戸時代からの「写実もの」あるいは「世話物」の代表例として河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)作通称『髪結新三(かみゆいしんざ)』で知られる『梅雨小袖昔八丈』の演技を鑑賞いたしました。

2時半開始で途中休憩を10分だけ挟んでの5時の予定を20分近く超えるという長丁場になり、酒井講師も大変にお疲れだったかと思いましたが、そのあとの忘年会にも最後までお付き合いいただけたのは幸いでした。

そして忘年会会場は、この春から東洋大学の情報システム開発のアドバイザーに就任されたCCCFの幹事としてもお馴染みに内山東平さんに手配をしてもらい、学内カフェのStellaで予定の5時半を少し過ぎての開催となり、最初に主催者を代表して参加者のおひとりおひとりの簡単な紹介がなされ、そのあと乾杯、予定の時刻を過ぎた8時近くまで、酒井講師を囲んでの和やかな歓談のひとときを持ちました。

そして、当日参加された高橋信夫さんが早速ブログに書いてくださっています。
http://www.nobuotakahashi.com/
他にも一樂あてに感想をお寄せくださった方々がおられますので、それをご本人ご承諾の上で、順次掲載していきますので、どうぞご覧ください。

2009年12月13日日曜日

CCCf2009第4回セミナーと忘年会

CCCF2009第4回セミナーと忘年会のお知らせ
Cross Cultural Communication Forum
代表 一樂信雄

2009年度の第4回セミナーは、再度日本文化をテーマにとりあげます。かねて懸案でありました歌舞伎について楽しみながら勉強する企画です。

また、これまで歌舞伎の舞台を観たことがない方にも映像を使って分かりやすいお話をしていただきます。歌舞伎座や新橋演舞場、あるいは国立劇場などですでに歌舞伎を鑑賞なさったことのある方には、通称「イヤホンガイド」でお馴染みの同時解説者の存在をご存じと思います。今回は、この役回りを30年以上にわたってされている酒井孝子さんにお出まし願うことになりました。

歌舞伎の見どころや楽しみ方について映像も使用しながら『歌舞伎ワンダーランド ――ヴィジュアル解説―』と題して語っていただきます。現在、歌舞伎座はさよなら公演と銘うって興業が行われておりますが、これも3月で終わり、解体されたのちに高層ビルとなりその中に新しく建築されることになっています。現在の風情が無くなることは確かなことです。したがって、1月の歌舞伎座公演を鑑賞する予定も発表されることを考えて下さっております。

セミナー終了後には、講師も交えての忘年会を学内のレストランで開催いたします。今回の企画もCCCFならではのものと自負しております。お友達の方々もお誘い合わせのうえ是非ご参加ください。

テーマ:『歌舞伎ワンダーランド―ヴィジュアル解説―』
講師酒井孝子さんからのメッセージ
むずしいことは扨おいて、ともかくご一緒にカブキ(・ ・ ・)をたのしみましょう。当日は質問の時間をなるべく多くとってお越しになるみなさまのご要望にお応えしたいと考えております。
日時:2009年12月19日(土)午後2時30分―午後7時30分
 受付開始:午後2時より
場所:東洋大学5号館1階 5101教室(正門より突き当りの井上円了記念館)
東京都文京区白山5-28-20  TEL:03-3945-7224 
アクセス:都営地下鉄三田線白山駅、A3出口より徒歩5分、東京メトロ南北線本駒込駅1番出口より徒歩5分 http://www.toyo.ac.jp/access/access_j.html
プログラム:                  司会 吉田 康麿
第1部     
pm2:30-5:00
テーマ『 歌舞伎ワンダーランド―ヴィジュアル解説』
講師:酒井 孝子(歌舞伎同時解説者)
第2部
pm5:30-7:30
 忘年会  レストラン「ステラ」(東洋大学白山キャンパス内)
・参加費 :セミナー 2,000円(学生/院生:無料)  忘年会  4,000円
・締切日: 12月17日(木)
・申込み先:以下のURLへアクセスしてお申し込みください。
https://www.supportyou.jp/ichiraku/form/8/ 
教室は32席しかありません。先着順にさせていただきます。

講師 酒井孝子さんプロフィール
幼少より学習院へ通われ、大学は聖心女学院卒で文化放送に勤められ、その後サンケイツーリスト勤務でニューヨーク駐在などをされ、歌舞伎の同時解説者は30年以上されておられます。歌舞伎との出会いは、幼少から祖母や母親にたびたび連れて行かれ、まだ男女の恋ものがたりなどなかなか理解できない年頃からのことだそうです。そして数えで6才の6月6日から長唄と三味線のお稽古を始められて、ずっとこのかた舞台経験もされておられます。最近は河東節にはまっていて、歌舞伎の舞台にも出演されております。例えば市川海老蔵襲披露公演でも各地で出演されておられます。
歌舞伎は表舞台は男性だけですが、いわばバックで演奏する河東節などでは女性も入っているということになりますね。そういう下地があることから歌舞伎座で始まったイヤホンガイドの仕事をされるようになったのかと推察しております。その辺の経緯については、当日ご本人に伺いたいと思っています。
また、今回伺ったお話では、始めたころは勤務先には内緒で引き受けたそうで、本名ではなく一字だけ変えているということです。本名は酒井高子さんなので、最初のご案内はそのお名前で作成してしまいました。そして、いまも別の会社ですが、旅行会社に勤務の傍ら解説をやられている超多忙で大変な勉強家で勤勉さは真似しなければと思っている素敵な方です。


以上

2009年12月1日火曜日

CCCF2009第4回セミナーのお知らせ

CCCF2009 第4回セミナーと忘年会のお知らせ


  Cross Cultural Communication Forum
   代表 一樂信雄


 2009年度の第4回セミナーは、再度日本文化をテーマにとりあげます。かねて懸案でありました歌舞伎について楽しみながら勉強する企画です。

 また、これまで歌舞伎の舞台を観たことがない方にも映像を使って分かりやすいお話をしていただきます。歌舞伎座や新橋演舞場、あるいは国立劇場などですでに歌舞伎を鑑賞なさったことのある方には、通称「イヤホンガイド」でお馴染みの同時解説者の存在をご存じと思います。今回は、この役回りを30年以上にわたってされている酒井孝子さんにお出まし願うことになりました。

 歌舞伎の見どころや楽しみ方について映像も使用しながら『歌舞伎ワンダーランド ――ヴィジュアル解説―』と題して語っていただきます。現在、歌舞伎座はさよなら公演と銘うって興業が行われておりますが、これも3月で終わり、解体されたのちに高層ビルとなりその中に新しく建築されることになっています。現在の風情が無くなることは確かなことです。したがって、1月の歌舞伎座公演を鑑賞する予定も発表されることを考えて下さっております。

 セミナー終了後には、講師も交えての忘年会を学内のレストランで開催いたします。今回の企画もCCCFならではのものと自負しております。お友達の方々もお誘い合わせのうえ是非ご参加ください。

テーマ:『歌舞伎ワンダーランド―ヴィジュアル解説―』
講師酒井孝子さんからのメッセージ
 むずしいことは扨おいて、ともかくご一緒にカブキをたのしみしょう。当日は質問の時間をなるべく多くとってお越しになるみなさまのご要望にお応えしたいと考えております。
日時:2009年12月19日(土)午後2時30分―午後7時30分
 受付開始:午後2時より
場所:東洋大学5号館1階 5101教室(正門より突き当りの井上円了記念館)
東京都文京区白山5-28-20  TEL:03-3945-7224 
アクセス:都営地下鉄三田線白山駅、A3出口より徒歩5分、東京メトロ南北線本駒込駅1番出口より徒歩5分 http://www.to.ac.jp/access/hakusann_j.html
プログラム:                  司会 吉田 康麿
第1部     
pm2:30-5:00
テーマ『 歌舞伎ワンダーランド―ヴィジュアル解説』
講師:酒井 孝子(歌舞伎同時解説者)
第2部
pm5:30-7:30
 忘年会  レストラン「ステラ」(東洋大学白山キャンパス内)
・参加費 :セミナー 2,000円(学生/院生:無料)  忘年会  4,000円
・締切日: 12月17日(木)
・申込み先:以下のURLへアクセスしてお申し込みください。
https://www.supportyou.jp/ichiraku/form/8
 
教室は32席しかありません。先着順にさせていただきます。

講師 酒井孝子さんプロフィール
学習院大学卒で歌舞伎の同時解説者は30年以上されていますが、日本舞踊も幼少からされており、河東節はベテランで歌舞伎の舞台にも出演されてもおります。例えば海老蔵襲披露公演でも各地で出演されておられます。 このようなキャリアから、歌舞伎の演目のなかでも娘道成寺など、酒井さんの名解説により楽しみが倍増するということで、ファンも結構おられると推測しています。
以上