2015年11月18日水曜日

「小説『銀の匙』作家中 勘助の知られざる実像」セミナーについての補足

これは、すでに終了しましたが、講師をしていただいた菊野美恵子さんの録画が以下でご覧いただけますので、補足の追加です。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=vMTWuz2H3js&feature=youtu.be&t=8m55s



NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』をご覧になっている方も多いかと存じますが、今回はこれに因んでCCCF2015の次回のセミナーは、「小説『銀の匙』の作者、中勘助の知られざる実像」というテーマです。

ドラマでは、吉田松陰の弟子、入江九一(要潤)と野村靖(大野拓朗)の兄弟が登場しました。入江九一は、久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿とともに、松陰の弟子の四天王といわれた人たちですが、「蛤御門の変」で、膝を撃たれて自刃 の覚悟を決めた久坂玄瑞の髪を微笑みながら直してやり、その直後、討ち死。28歳の若さでした。弟の野村靖は、死んだこの兄を悼み、自分の次男貫一に兄の姓を継がせました。

このセミナーの講師の菊野美恵子さんの祖父は入江貫一です。したがって、野村靖は、彼女にとっては曽祖父にあたります。のちに岩倉使節団の一員として訪米、子爵に叙せられ、 逓信大臣を務めました。

この兄弟のただ一人の妹すみは、伊藤博文の最初の妻でした。

そして、中勘助のただ一人の兄、14歳年上の金一は明治35年、 野村靖の5女末子と結婚します。入江貫一の妹です。

というようなことから、皆様にもご関心のあるお話が展開されると考えております。

お知らせには、なぜ、いま作家中勘助なのか、講師に菊野美恵子さんをお願いしているかなどの説明が足りていないことを反省し、補足する次第です。

なお、参加申し込み期限は、当日正午まで受け付けます。
https://goo.gl/7LdgIu でエントリーをお願いいたします。これでうまくいかない場合は、電話080-5419-7781一樂までどうぞ。