2009年4月14日火曜日

Roberto Bortluzziのリサイタルは盛況裸に終わる

 さる12日の日曜日、まだ八重桜が満開の風景が上から見下ろせる新宿御苑の大木戸門前にある四谷区民センターの9階ホールでROBERTO BORTLUZZIのリサイタルが開催されました。
 
 当日は、晴天にも恵まれ多くのみなさまが会場へお越しくださいました。おかげでホール1階の332席はほぼ満席状態で、2階も118席のうち半分近くが埋まるという盛況でした。

 一部から二部へとプログラムが進行するにつれてブラボーの掛け声も出るなどの盛り上がりを見せ、最後のアンコールも盛んな拍手にこたえ、それだけで第3部ともなるにふさわしい内容の濃いものでした。  

 すなわち、アンコールの曲目は、全部で4曲も歌ってくれました。
1.「荒城の月」 
2.「泣かないお前」 デ クルティス
3.「帰れソレントへ」
4.オペラ「セビリアの理髪師」より、「 私は町の何でも屋」  ロッシーニ

 プログラムの最後は、日本人なら誰でも知っている古謡「さくら」を歌い、それに続けてのアンコールでのこれもまた誰も知っている「荒城の月」を歌ったのでした。一般的に外国人が日本の歌を歌ったりする場合は、日本語がいまひとつこなれていないという感じがするものですが、ロベルトの日本語の発音も抑揚も何ら気になるところがなかった点、大いに評価してあげたいものです。

 当日は、五十嵐喜芳夫妻やオペラ関係者も聴きに来られていたのをみてもわかるように、今後我が国でも注目されるバリトン歌手として活躍の場がさらに広がることでしょう。今回は、6月27日の江東文化センターでの出演を最後に帰国されるとのことです。詳細は、サルバベルカントオフィス(salvabelcanto@gmail.com) へお問い合わせくださいとのことです。