CCCF(Cross Cultural
Communication Forum)
CCCF2014セミナーのお知らせ
今回もCCCFが目指す日本の歴史や文化の追究に相応しいテーマでお送りいたします。
今や滅びかけている『御所ことば』が現在どのように使われ、また生き残っているの
か。またそれに伴い、研究の過程で出会った人々のことなどを交えて、私たちにも興味
深いお話をして下さるそうです。
どうぞご期待の上、振るってのご参加をお待ちしております。
記
テーマ:
『尼門跡寺の現状と御所ことば』
講師 : 松嶋幹夫(武蔵高校元教諭:古文担当)
日時 : 2014年4月19日(土)午後2時30分~午後4時30分
(受付開始:午後2時より)
場所 : 武蔵大学 8号館6階8604
〒176-0011 東京都練馬区豊玉上1−26−1 電話:03-5984-3706
参加費: 1,000円
参加申込は、次のURLへアクセスしてお申込み下さい。
なお、ゼミナー終了後にキャンパス内で講師を交えての懇親会を学内で開催したします。懇親会費は、2,000円です。
セミナー概要
「尼門跡寺の現状と御所ことば」について
松嶋幹夫
「御所ことば」は宮中や貴族社会で話されていたことば使いを指します。それ故、女房ことばとか公家ことばなどという言い方もしています。しかし実際はどのような話しぶりであったのかはわからないことだらけといってよいかもしれません。
私達日本人は男女でことばの使い分けをすることが、はっきりと残っています。また現代、荒れた日本語に心が傷つけられることが多々ありますが、美しくやさしいことば使いや心ある表現を耳にするとほっとしたりいたします。そのような判断をすることば使いの基準になってきた一つは、御所ことばの世界であろうと思います。そのようなことば使いやそれを作っていた社会が今どのようになっているのかについてお話したいと思います。
京都の尼門跡寺でくらす人々の世界、そこで寺を守り、お勤めや行事で日々忙しく日常生活をすごされている人々の姿は私達から見れば、やはり非日常といえるところがあります。それ故、御所ことばもかろうじて保存されているのかもしれません。
こうした環境を支えるかのように、京都ではさまざまな伝統的なものごとが滅びずにわずかながら残り続けています。そのような中で、御所ことばを調査しているうち、派生的に知ることができた京文化の一つ、和菓子と水引のことについてのお話もさせていただこうと思っています。
他に、これも御所ことば調査の過程で出会った人々ですが、私がいた武蔵学園とつながりある人々についても触れてみたいと思います。
講師プロフィール
1946年東京生まれ。
1976年武蔵高等学校中学校教諭
1979年早稲田大学文学部日本文学研究科日本語学修了
1991年山梨英和短期大学非常勤講師
2012年武蔵高等学校中学校定年退職 慣用句研究、近世語研究など
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