CCCF2009 第2回セミナーのご案内
Cross Cultural Communication Forum 代表 一樂信雄
2009年度の第2回セミナーは、再び日本文化について皆さんと楽しみながら勉強したいと思います。我が国の言葉、すなわち国語についての研究をされ、日本国語大辞典全20巻をはじめ膨大な量の辞典を編纂されている松井栄一先生に『国語辞典あれやこれや』と題してお話を伺うことに致しました。
先生は、私の武蔵高校時代の恩師でもありますが、国語辞典/国語教師ひと筋の方です。いまなお小学館で辞典編集のお仕事を継続されておられます。
どなたも日本語あるいは言葉をめぐる歴史的文化的なことに興味をお持ちだと思います。
みなさまの参加をお待ちしております。
テーマは、『国語辞典あれやこれや』
【国語辞典作りを40年余り仕事としてきたところから、どういう点に日本語の扱いにくさがるのかを考えてみたい。それは同時に日本語の面白さでもあるから。
漢字に音読み、訓読みがあること、仮名が生じたため仮名遣いの問題が起こること、辞書の見出しの形およびその順序をどう決めるかということ、用例の資料の選び方や底本の問題、意味の書き方など、さまざまな面から考えて編集しなければならない。普通の人があまり意識しない、これらの諸点について国語辞典はどう処理してきたか、現行の辞典はどうか、などをお話したい。(以上、松井先生からのコメントです。)】
どうぞご期待下さい。
日時:2009年7月4日(土)午後2時30分開始ー4時 (終了後、先生とのBeer & Supper Party)
場所: 武蔵大学8号館6階 8604教室
練馬区豊玉上1-26-1
上記へのアクセスは、ココをクリックしてください。
プログラム:
pm2:30-4:00 司会 一樂信雄
テーマ『国語辞典あれやこれや 』
講師:松井栄一先生 (小学館)
pm4:30-6:00 Beer & Supper Party at 武蔵高校集会所
・参加費 :1,000円 (Party参加者はプラス2,000円で計3,000円)
・締切日: 6月30日(火)
ただし Party参加受付は準備の都合上、6月25日(木)迄となります。
・申込み先:mailto:cccf08@att.biz or 携帯(080-5419-7781) イチラクへ。
メールには、以下の項目を記入してください。
◆ 件名:CCCF第2回参加申し込み
◆本文:①氏名、②TEL ③e-mail address ④パーティ参加への出欠
(これら4項目は必ず記入をお願いいたします。)
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松井栄一(まついしげかず)先生プロフィール:
1926年生まれ、東京大学文学部国文学科卒。国語学専攻。武蔵高等学校教諭を約15年勤めて、「日本国語大辞典」の仕事に専心するため小学館に入社。約10年後、同辞典の完結によって退職。尚学図書言語研究所勤務となる。その後、山梨大学教授、東京成徳大学教授を歴任。一切の職を退いてから2000年に「日本国語大辞典(第二版)」刊行。以後、第三版に向け、改訂増補の作業を続け現在に至る。
辞書
日本国語大辞典(全20巻) 1972年12月~1976年3月 小学館
同 縮刷版(全10巻) 1979年10月~1981年4月 小学館
国語大辞典 (全1巻) 1981年12月 小学館
日本国語大辞典 2版(全13巻) 2000年11月~2001年12月 小学館
日本語新辞典 2004年11月 小学館
現代国語例解辞典〔第4版〕<2色刷> 2005年10月 小学館
日本国語大辞典 精選版(全3巻) 2006年1月~3月 小学館
ちがいがわかる類語使い分け辞典 2008年4月 小学館
著書
『国語辞典にない言葉(ことば探しの旅の途上で)』1983年・南雲堂
『続・国語辞典にない言葉(ことばの姿さまざま)』1985年8月・南雲堂
『出逢った日本語五十万語(辞書作り三代の軌跡)』2002年12月・小学館
『「のっぺら坊」と「てるてる坊主」(現代日本語の意外な事実)』2004年・小学館
『国語辞典はこうして作る(理想の辞書をめざして)』2005年・港の人
以上
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